当院の手術室について
概要
手術室は2室あり、1室は人工関節置換術にも対応できるバイオクリーンルームとなっています。定期手術は1日2~3件前後、火曜日から金曜日までの週4日間が手術日となっています。手術には医師・看護師だけでなく、多くのコメディカル(放射線科、生理検査など)が携わります。スタッフは専任麻酔科医1名・看護師4名です。中央材料室は、手術室スタッフが兼任で対応しています。
麻酔科 宮本千里 医師
新病院に移転した2015年6月から1年間の麻酔症例は240例を超えました。『麻酔』と聞くと、手術中に眠らせる人、と思われる方が多いかもしれません。麻酔は、手術に伴う不安や痛みを和らげ、また、手術を円滑に行うために必要です。麻酔科医は手術中の患者様が危険な状態に陥らないように絶えず全身管理を行い、異常が生じた場合、迅速に対処するように努めます。麻酔には局所麻酔(①脊髄くも膜下麻酔、いわゆる下半身麻酔、②硬膜外麻酔、③神経ブロック)と全身麻酔、また、その両者を組み合わせた方法があります。当院では入院後、または麻酔科外来で、患者様とお会いして、術前診察を行い、麻酔の方法や合併症などを説明します。患者様により良い麻酔、手術室環境を提供するため、解らないことや疑問に思ったことはご遠慮なくおたずね下さい。
特徴
当院の手術室では、整形外科の手術症例を年間815例(令和2年度)行っています。整形外科領域の中でも、スポーツをされる患者様の靭帯断裂・骨折などに対する手術や、膝を痛めていらっしゃる患者様の膝関節鏡などの手術を多く行っています。
手術例
令和5年度 手術症例数=892例(5例以上抜粋)
看護体制
手術室専属の看護師7名が業務にあたっています。