PRP療法について

  • 自己の多血小板血漿(Platelet-Rich Plasma:PRP)を用いた整形外科治療です。(熊本県下初:2019年1月現在)
  • 自己血から抽出した高濃度のPRPを患部に注入することで、自己組織の修復を促す再生医療です。
  • 本人の血液を用いる為、合併症の危険性はありません。
  • 注入するPRP量は、患者様ごとに異なります。
  • PRP療法の適用については、一般外来の診察後に医師が判断を致します。


変形性関節症の患者様に対するPRP療法

  • 当院では変形性関節症と診断された患者様に対して、患部の疼痛軽減、損傷した組織の治癒、修復を目的に、PRP療法(関節内投与)を行っています。(計画番号 PB7200032:2021年3月9日受理)


費用

       
種別2種:関節内(PRP 3ml)3種:関節外(PRP 1ml)
対象変形性関節症スポーツ外傷、障害
注射部位膝、肩、ひじ、股関節
足関節、手関節
靭帯、筋、腱
価格77,000円~24,200円~
備考
  • 令和4年7月より輸入価格高騰に伴い、価格を改定させて頂きました。詳しくはこちら
  • 現時点では、保険外診療とされるため、自由診療となり自己負担が発生します。
  • 価格は、海外から専用の器材の取り寄せと精製手技料が発生します。また、輸入価格の変動により価格を改定する場合があります。
  • 上記価格は1回分で、全て税込です。


診療について

  • 骨に関しては効果が期待できません。
  • 診療には機材の準備などの関係で、1ヶ月ぐらい時間を要する場合があります。(今すぐの注射を希望されても対応致しかねます)
  • 3ヶ月程度の定期通院が必要です。
  • 注射治療の間隔は3週間~4週間程度となります。
  • 同意書への記入が必要です。
    PRP2種(関節内投与) PRP3種(関節外投与)


治療の流れ

①医師の診察後、採血をします。

②採血した血液を専用キットに入れ、遠心分離機で遠心分離します。

③遠心分離後は、血漿層、ゲルセパレータ層、赤血球層と分かれます。

④血漿層の下層部に濃厚なPRPがあるため、その部分を抽出します。

⑤このPRPを患部へ注射します。

⑥注射の前に、超音波画像診断装置で患部の確認をします。

⑦医師が患部へ注射します。



お問い合わせ

  • 熊本回生会病院 スポーツ外来専用ダイヤル(直通):096-237-1165