ジャック®(自家培養軟骨)
正常な膝関節の表面を覆っている軟骨は、交通事故などの外傷やスポーツ等で関節に繰り返し力が加わってしまうと、その下の骨とともに剥がれてしまうことがあります。軟骨組織には血管がなく、細胞もまばらにしかないため、軟骨が欠けると自然治癒が難しいと考えられています。
ジャック®(上図)は、患者様ご自身の軟骨から取り出した細胞をアテロコラーゲンゲル内で培養して作られたもので自家培養軟骨と呼ばれています。
自家培養軟骨移植術
患者様ご自身の軟骨から取り出した細胞を培養し、膝関節の軟骨が欠けたところへ移植することにより痛みなどの症状を緩和します。患者様ご自身の細胞を使うので、拒絶反応が少ないと言われています。
治療の流れ
自家培養軟骨移植術治療にあたって
- 膝関節における外傷性軟骨欠損症、または離断性骨軟骨炎(変形性膝関節症を除く)の患者様に対して治療適応となります。
- 半月板に対しての治療はできません。
- 本治療は高額療養費制度の対象となります。
連絡先
- 熊本回生会病院 スポーツ外来専用ダイヤル(直通):096-237-1165